2023年6月14日水曜日

Kria Brekkan

 こんばんは。

梅雨が明けたと思ったらまた雨です。

うちはすぐ横に沢があり、山に近いので、雨が降ると川の音とともに、ひんやりした空気が水の小さな粒子と一緒に山から降りてきます。

今ちょうど、窓を開けて、瑞々しい冷たい風を感じているところです。

音楽を聴くために懐かしいレコードを棚から出してきました。

元ムームのメンバーKristinのソロプロジェクトKira Brekkanの7インチ”Uterus Water”です。


こちらは、とても思い入れのあるレコードなんです。

と言うのも、私がまだギターにも触れる前。何をしたいか定まっていなかったとき、彼女の声や表現に惹かれて、今の「レンゲ」を始めるきっかけができたからです。

彼女の声、このレコードを手にするまで恥ずかしながら聴いたことがなかったんです。

これ程、か細くて、壊れそうな、あどけなく、はたまた、小動物の鳴き声か…とても神秘的でした。

同時に心の奥底から洗浄されるかのように、気持ちがすーっと沈静していったんです。

呪文にかかったように、始まりも終わりもわからない世界の中に引き込まれ、何も考えられなくなったことを覚えています。

ああ、楽かも。

これが幸せなのかもしれない。と気づいたとき、

ギターを始めるのが遅かった私ですが、これからなにか趣味を始めるなら、歳をとっても続けられるものがいいし、少しでも幸せと思えることをしていきたいな。と思ったんですよね。

と、そんな単純な理由からギターを始めた私ですが、彼女の声への憧れは持ちつつも、

ギターも歌も素人だったため、自分の個性と向き合う壁にぶち当たり、私にできる形での表現方法を探っていった結果、今に至るというわけです。


Kristinとの出会いは、今の私にはなくてはならないものでした。


そんな歌を今日。


ひんやりした雨の日に聴いてみました。


こちらが、クリスティンの歌声です。