2013年5月9日木曜日

完成しない音から感じる

The Velvet Underground というとあまりにも有名で、ヴェルヴェットという言葉が動名詞に成り得るくらい、音楽の会話では頻繁に出現する。
ただ当の私はというと、このバンドの音楽を初めて聴いたのは、およそ一年前のことだった。
ほらよく、ヴェルヴェットみたいでカッコいいんだよね。とか周りでは言うけどそういうとき私はカッコいい、ということだけしか知り得なかった。
元々、結構流行だとか噂には貪欲な面もあり、(あんまりこういうのは人間としていけないとは思うんだけど)音楽の嗜好を他者と共有できないタイプかもしれない。
相手に対して押し付けになる気もするし、まぁ、そんな性格なので好きなものは本人に言うことにしてる。
だからだいたい私は曖昧なことしか言えないけど、ヴェルヴェットのsunday morningという曲を聴いた。霧がかかったような音がする。音楽で感じ取れる空気がまるで違う。完成をあえてさせないような音がする。
「日曜日の朝、夜明けがやってくる  安らぐことのない感覚が付きまとう」だそうだ。