2018年10月24日水曜日

Natalie Evans


もう気が付けば、秋も深まり朝は肌寒く感じます。

金木犀の香りが鼻をくすぐると外に出かけたくなり
先の予定も一度忘れてぼんやりしてしまいそうです。

引っ越してきて初めての秋に、新しい出会いは金木犀の香り。
庭からの贈り物みたいでなんだか嬉しくなりました。
もう橙色の花は散ってしまいましたが、
また来年、楽しみに待っていたいと思います。

それから新作の状況ですが、
やっとジャケット製作に取り掛かることができました。
予定より少し遅くなりますが、11月には発表できると思います。
気長に待っていていただけたら幸いです。


期待を抱きつつ、夢見心地なこんな日には、
秋の朝によく合う音楽を聴きたいです。
ひんやりした風が部屋に入り込み、白い光がキラリと差し込む朝には、Natalie Evansを。
ぜひみなさんにも、秋の日差しを受けながら聴いていただけたら。

Natalie Evansもまた、秋口の新しい出会いです。
いつか、だいぶ前の話になりますが、
私は元múmのKristín Annaの囁くような歌声に憧れて
歌ってみたいという気持ちになりました。
ソロ名義でもあるKría Brekkanもここで何度か紹介しています。
ふと、そのことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。
Natalie Evansを聴くと、Kristínの歌声のような
あどけないさと、つたなさが伝わってきます。
優しさに包まれる感覚と、心が潤うような癒しを感じられます。

また、Gregory and the Hawkにも近いものを感じ、
可憐なメロディを描く楽曲が多いです。
ときめきをくすぐって希望の兆しが背中を押してくれるような感覚になります。

加えて、ピアノやハープを奏でる曲では美しさが際立ってJoanna newsomのような
空間の広がりを感じられる開放感を味わえます。
素朴さと共に、風や空気を肌で触れているかのような広がる響きには
時間を忘れてしまいそうになります。
なんだか空をふわふわ漂っているような幸せな感覚になります。

Natalie Evans 涼しくなった季節におすすめの音楽です。