春に1タイトルを発表するとこができそうなので、お知らせします。
今回も前作に引き続きカセットテープの音源になります。
昨年12月に発表した「雲行きをあやつる少女」。
私にとって初めてのカセットテープ音源で、最初は形の違いくらいに思っていたのですが、出来上がって聴いてみて、その特性というか、個性がなんとなくわかった気がします。
テープから出る音は、擦れからくる音が鳴ります。
もとの音がそれと混ざり合って潰れるので、曖昧な音になり、響きはピンと張り詰めないので、ザラザラか、モゴモゴします。聴こえ辛さと、アバウトな主張しない音が、とてもいいなと思ってます。
音の雰囲気を味わうような聴き方ができそうですが、
私には歌詞があるから、そういう聴き方とも違うかなと思います。
ザラついた中でも言葉を浮かせたいという気持ちを持って、今回の作品ができました。
できるだけ言葉に忠実につくってみました。
本を読み進めるような感覚で、音を受けるといよりも、拾ってみてほしいというのは、私の小さな願いです。
「海風を横目に」
1.オールの羽
2.赤い眼のうさぎ
3.窓辺の女の子
4.太陽に向かって
5.ベランダより
6.月が眩しい
7.点と線とその間
8.夜は明ける
「赤い眼のうさぎ」