2016年2月26日金曜日

点と線とその間



「点と線とその間」


空と海。
昼のあくびと夜のため息。
いつかの庭とこの部屋。
私とあなた。

みんな一人きりの星みたいで
向き合いながらバランスを保ってる

それはきっとないとさみしいもの

いつかあの子と星座をつくったの
忘れそうなものや
見えずらいものを集めてきて

みんな一列に並べたり
向かい合わせにしたり
散らしたり弾いたりして

それからお互い確かめ合って
線で結んだの

星たちが繋がると
なんだかさみしくなくなった

暮れかけのチャイムがなるころ
教えてくれた

「朝は枝豆スープがいい。」

私もいつか溶けて形がなくなれるんだって

小さな粒がもっと小さな粒になったらって思ったら

もう
粒の事も思っていたことも
いつの間にか消えてなくなってしまった

ちょうどこの空の色が混じるところみたいに
曖昧で新鮮な気持ち


私たちどんな星になれるかな