2013年6月19日水曜日

正しさ

時々、私は不安や虚しさを感じるのだけど、その根底にあるのは、いつも正しくなければならないという考えのような気がする。

正しくないから正しくしようとし、正しくあらばそれに満足し、
生き甲斐を見出す。正しくあろうとしてそれにそぐあわない現実に出くわす度に小心になる。

できる人はこの正しさについて知っているし、正しさを外すスイッチも持っていて器用に使い分けできる。また、奇才な人は偏り過ぎているかもしれない。だけど、正しくない世界に生きることが生き甲斐だから、それで果たしている。

だけども、私は普通の人だから、正しくありたい。
普通に、自然な環境で満足して生きていくのが幸せだと思うの。

音楽をやっていることについて言うなら、正しくない自分の抜け道としてある。「誰かのために音楽をする」とは思っていなくて、でも最近は、これについて反する言葉を貰ったから考えさせられた。

「間違ってないから大丈夫」

あれ?

正しくないと思っていたことについて、正しいという言葉を貰ったのは、私にとって衝撃だった。


もう今は
正しくあるのが当然で、という考えはやめた。


そんなこんなで、今、外は雨が降っている。知らないうちに雨の季節。

心地よい音楽を聴いて、過ごす。
一度生で聴きたいなぁ。ジェームス・イハ。